値上げした時にすべきこと
あなたは、商品やサービスの価格を変更することはありますか?
もし可能であれば、価格を変更する際は価格を下げるよりも、価格を上げたいですよね?
しかし、価格を値上げするとなると
「今のお客様が離れて行ってしまうのではないか?」
そんな不安な気持ちも出てくると思います。
今のお客様にも納得してもらえて、スムーズに値上げをできるとしたら最高ですよね。
そこで、今回は「値上げした時にすべきこと」について取り上げます。
長く経営をしていると原価や人件費が上がってしまったり、自分の時間単価が上がったりして、値上げをする時がいつか来ます。
もちろん、値上げする際には商品やサービスのクオリティをあげるようと努力するのは当然です。
その一方で値上げした時に、既存顧客に配慮することも重要になります。
なぜなら、売り上げは
顧客数 × 購入単価 × リピート数
の掛け算で成り立っています。
ですので、値上げをして顧客単価が増えても顧客数やリピート数が減ってしまっては売上を増やすことは出来ません。
特に定期的にサービスに申し込んだりしてくれるお客様が値上げしたことによって離れていってしまうのはできることなら避けたいですよね?
お客様に配慮するための具体的な方法としては、例えば、既存のお客様には値上げ前に割引チケットを渡しておきます。
しかし、割引チケットを永久に使えるパスポートのようなものにしてしまうのは正直、将来的な負担が大きすぎます。
そこで、割引チケットには渡す枚数を制限したり有効期限を記載したりします。
既存顧客を大事にする姿勢を示すことは重要です。
しかし、それでも値上げをすると離れていってしまうお客様も出て来ます。
値上げ後に誠意を十分示しても、あなたから離れてしまうお客様はあなたの人間性よりも値段を重視しています。
常連のお客様が離れていってしまった後に、更に素敵なお客様が現れた経験ってありませんか?
価格はどんなお客様と付き合いたいのかを明確に示すメッセージです。
安い価格には安い価格を重視した人が集まります。
ですので、価格だけであなたのサービスを決めるお客様は卒業させてあげることも必要です。
一時的な影響があるかも知れませんが値上げをする際には、そういった潔さも重要なんですね。