ですので、あなたがこれから起業するという状況なら特に、
いつかは自分のビジネスの上手くいったやり方をコンテンツ化して
教材として販売するという気持ちで取り組むといいでしょう。


そのためには、業務を誰でもわかるようにマニュアル化したり、
いくらの広告を出して、何件反応があり、いくらの売上が上がったなど、
ノウハウの結果を数値として計測することも必要です。

そして、ある程度ノウハウを体系化することできたら、
それを元に教材を作成し、販売していきましょう。


教材の媒体の種類には、具体的に、

・マイクロソフトのワードなどの文書作成ソフトで作成し、
　PDF化したレポート
・印刷された小冊子
・インターネット上からダウンロードできるEブック
・動画を撮影したDVD
・音声を録音したCD

などがあります。


私も2003年に行政書士として起業して上手くいった
ビジネスのやり方を販売することで、事業が軌道に乗った
という経験を持っています。

当時はワードで文書を作って印刷し、バインダーに閉じて
販売していました。

教材と聞くと立派なものを想像する方もいるのですが、
自分で作ったものでも十分教材になります。


もし自分のビジネスプランやその経緯や結果をワードなどで
記録していたりすれば、それを編集するだけでもあっという間に
レポートが仕上がります。

ご自身のノウハウをブログで公開している方は、それを
まとめるだけで小冊子が出来上がるかもしれないですね。


私も今までに色々な教材を作成してきましたが、
中でも一番簡単に作成することができるのは、
講義内容を録音した教材でしょう。

教材の販売売上の他に、更にセミナー受講料も売上に
なるので、できれば会議室などで有料セミナーを開催し、
それを録音するのがベストです。


しかし、予算がない、人前で話すのは苦手だという場合は
レジュメを作って、ICレコーダーに向かって自室で吹き込んで
録音するというのでもいいでしょう。

録音した音声はインターネット上からダウンロードする方法や
CDに焼き付けて販売するという方法があります。

レジュメなどの資料もつけると更に喜ばれます。


それに、教材は単に販売することにしか使えない訳では
ありません。

配布することによって見込顧客を集客することができたり、
お客様に特典とプレゼントして活用できたりもします。


リアルのビジネスの内容をより良く知ってもらい、
価値をさらに感じてもらうことによって、
ロイヤルカスタマーにしていくこともできるんですね。


教材は、あなたのことを知ってもらう魔法のツールなのです。


というのも、小冊子などは受け取った人が他の人に
渡したりして、クチコミが勝手に広がりやすいからです。

教材を作ることを意識し始めたら、自分の業界に通じる
ノウハウの次は、異業種でも通用するノウハウにならないかを
考えていくのもポイントです。


こんな風に教材を使うと事業を更に拡大することができるので、
起業当初から自分の業界で結果を出せるノウハウを体系化し、
教材を作ることを視野にいれて日々の仕事に取り組んでみてくださいね。