運がいい人と運が悪い人の違いとは?
あなたはご自身のことを運がいい方だと思いますか?
それとも、運が悪い方だと思いますか?
私たちは「運のいい人」「運の悪い人」という言葉を
日常生活でも使うことがあります。
では、この、いい・悪いは一体誰が決めているのでしょうか?
実は、運がいい、運が悪いと決めているのは
自分自身なのです。
例えば、出張へ出かける際に、天候不良で、
乗る予定だった飛行機の出発時間が大幅に遅れ、
予定をしていた打ち合わせに1時間以上も
遅刻してしまいました。
結果、話し合う予定だったことが全て終了せず、
決定事項が半分しか決まりませんでした。
こんな時、自分のことを運のいい人だと思っていれば、
「遅れはしたけれども、打ち合わせの相手にも会えたし、
決定事項も半分は決まったから良かった!運がいい♪」
と思うかもしれません。
一方、自分は運が悪いと思っている人は、
「打ち合わせに遅れてしまったせいで、
相手とほとんど話ができず、決定事項が半分しか
決まらなかった。なんて運が悪いのだろう...」
と思うかもしれないのです。
上記は、ほんの一例に過ぎませんが、
要するに、運がいい、運が悪いというのは
その人の解釈次第ということになります。
こんな話もあります。
経営の神様と呼ばれていた松下幸之助さんは、
新入社員の面接試験で、必ず、
「あなたはこれまで運がいい方でしたか?
それとも運が悪い方でしたか?」
というような質問をしたそうです。
そして、実は、その人を採用するかどうかを、
この質問の答えで決めていたというのです。
松下幸之助さん曰く、
自分は運がいいと思って生きている人は、
周りの人に助けられてきたという「感謝」の気持ちがある人で
困難なことが起こっても、周りの環境や運のせいにせず
前向きに物事に取り組める人だからだそうです。
生きていると、多かれ少なかれ壁にぶち当たったり
問題や困難な場面に遭遇したりします。
そんな時、運がいいと思うか、悪いと思っているかで、
その人の行動さえも変わってくるんですね。
運がいい人、運が悪い人の違いは、
「その人が自分のことをどう認識しているかの違いだけ」
なのです。